『戦隊大失格』は『五等分の花嫁』で人気の春場ねぎ先生が描く大人気漫画で、2024年から週刊少年マガジンで大人気連載中です。
テレビアニメ化も果たしており、2024年4月からアニメ1期が放送および配信中です。
本記事ではレッドキーパー(赤刎創星)の本性を始め、強さや能力、神具について紹介。
また、本編ではまだ正式に明かされていない正体や過去、そして新戦隊に加入してからの展開にも迫ります。
本作品の人物相関図は「戦隊大失格の人物相関図!登場人物・キャラクターの一覧を解説【ネタバレ注意】」の記事をご覧ください。
目次
レッドキーパー/赤刎創星(あかばね そうせい)とは
レッドキーパー(赤刎創星)はレッド部隊を率いる隊長であると同時に“大戦隊のリーダー”でもある男性です。
主人公(戦闘員D)にとって最も倒さなければならない存在ですが、あまりにも意外な形で倒されてしまいます。
しかし、倒された後も何故か復活してくるという意外な展開により、戦闘員Dだけでなく読者たちをも驚愕かつ震撼させています。
レッドキーパー(赤刎創星)は大戦隊の顔的存在
レッドキーパー(赤刎創星)の出生や生い立ちまでは不明ですが(判明しているのは高校時代に野球部に所属していたことくらいです)レッド部隊の隊長(正1位)であり“大戦隊の顔的な存在“です。
子供や大衆からの人気も高く”理想的な上司”にもランクインしている
いつも怪人や戦闘員たちをかっこよく倒す勇姿に加えて、親しみやすさや甘いマスクで子供たちからも高い人気や支持を得ています。
しかもレッド(赤刎創星)は大人たちからの人気も高く「理想の上司ランキングで10年連続で1位」を獲得している程に高い支持率を誇ります。
レッドキーパー(赤刎創星)の醜い本性 | 表面上とは真逆に血気盛んな性格
世間では高い人気を誇るレッド(赤刎創星)ですが、彼がTVや大衆の前で見せている優しさや紳士的な振る舞いはあくまでも表面上のものでしかありません。
実はレッド(赤刎創星)の本性や本質は「腹黒さとサイコパス的な性質」に満ち溢れている上、その矛先は自分の部隊や敵(怪人や戦闘員たち)に加えて、大事な取引相手(薄久保薬師)にも向けられていました。
毎週日曜日に放送込みで行われている戦闘(日曜決戦)では戦闘員たちを見下しながらバカにする言動から始まり、自分の地位を脅かしてきた側近(緋村仁)をも容赦なく攻撃し続けることで再起不能な状態にまで追い込んでしまいます。
さらに戦保談義の最中に自身の怒りを抑えきれられなくなった末、カメラの前でも薄久保薬師の手を握手中に握り潰してしまうこともありました。
隊長が血気盛んな似た性格の部下を呼んでいる?
大戦隊では5色のカラー構成でチーム分けがされており、それぞれの部隊や隊長に長けている能力も異なります。
その中でも赤刎率いるレッド部隊は「怪人討伐切り込み専門」のチームであり、朱鷺田隼を始めとした血気盛んな部下や緋村仁のように密かに次期隊長の座を狙う者が多く集まっています。
最終試験での健闘で配属された獅音海も表面上では冷静沈着な性格ですが、内心では「怪人に兄を殺害されたことへの怒り」を沸々と燃やしていた上、いざ戦闘となると赤刎や朱鷺田隼にも負けない程に猛りながら戦いますからね…。
レッドキーパー(赤刎創星)の声は声優「中村悠一さん」が担当
レッドキーパー(赤刎創星)の声を担当している声優さんは「インテンション」に所属する中村悠一さんです。
中村さんは代々木アニメーション学院を卒業後、2001年にOVA『D-VINE』で声優デビューを果たされた上、同年にテレビ放送された『電脳冒険記ウェブダイバー』のグリフィオン、ライガオン役で初レギュラーを獲得しました。
その後も多くの人気アニメ作品での主演メインキャラを多く演じ続けると同時に、マフィア梶田さんとの共演によるアニメやゲーム等をテーマに取り上げた番組配信なども積極的に行われています。
中村悠一さんの代表作(キャラクター)は、以下のとおりです。
- 『マクロスF』早乙女アルト役
- 『魔法科高校の劣等生』司波達也役
- 『おそ松さん』松野カラ松役
- 『葬送のフリーレン』ザイン役
レッドキーパー(赤刎創星)の強さと能力・弱点 | 使用できる武器(神具)について
醜い本性もあるものの、レッドキーパー(赤刎創星)は全ての大戦隊かつドラゴンキーパー5人の中でも頂点に立てる程の強さや高い戦闘能力を誇ります。
しかし、その一方で意外な弱点も戦闘員Dとの戦闘で判明しています。
神具を使わずとも絶大な攻撃力を誇る
大戦隊といえば神具を駆使しての迫力溢れるバトルに魅力を感じている読者も多いと思いますが…
レッド(赤刎創星)の場合は神具など使わずとも、並の相手なら「素手だけで簡単に倒せる程の高い攻撃力」を誇ります。
実際、緋村仁や薄久保薬師(人間の形態)に対しては神具など使わずに素手だけで簡単に倒したり握り潰したりしてましたからね。
さらに学生時代に所属していた野球部で培ったと思われるバッティングの強さも神具でなく、その辺に落ちている“鉄の棒”で巨大な浄化水槽を「ホームラン」と言いながら打ち飛ばしています。
神具「赤竜サラマンドラ」の炎で全てを焼き尽くす
大戦隊の隊長それぞれに与えられている神具ですが、レッド(赤刎創星)は刀剣の形状をした神具「赤竜サラマンドラ」を所持しており、その神具から発せられる火炎で敵を容赦なく焼き尽くします。
中でも絶大な火力を誇る必殺技「八岐大蛇(やまたのおろち)」では、その技のとおり“7匹の巨大な火炎竜”を敵に向けて一斉に放ちます。
原作2話では戦闘員Dがそんなレッド(赤刎創星)の強力な必殺技をマトモに喰らっても持ち前の再生能力で何とか生き延びましたが…
普通の人間が喰らっていた場合には黒焦げどころか跡形すら残らずに消されていたことでしょう。
戦闘員D の年齢や出生、死亡しても復活(再生)できる能力については『【戦隊大失格】主人公(戦闘員D)の年齢や出生 | 強さと能力・死亡しても復活できる理由』の記事で紹介しているので、ぜひこちらも参照ください。
5人揃って発射する「ドラゴンブラスター」で複数人の怪人や戦闘員たちを一斉に撃破
大戦隊には個人で使う神具に加えて“5人全員で利用して発射するタイプの神具”となる「ドラゴンブラスター」も存在しています。
特撮の戦隊ヒーロー作品と同じように、5人全員が集まり1つの巨大な大砲型の武器をもった上で発射し、一発だけで目前にいる怪人や複数の戦闘員たちをアッサリと殲滅させてしまいます。
ちなみにドラゴンブラスター利用時に集まる時もレッド(赤刎創星)が中央の位置に立っている点にも赤刎自身の性格や戦隊ヒーロー番組を踏襲したと考えられますよね。
大戦隊の神具は錫切夢子のクローンから作られた
剣や槍など、完全に武器の見た目や形状をしている神具ですが、それらの神具も実は「錫切夢子の仲間やクローンから作られてきたこと」が原作106話で判明しました。
神具を作るためには「鈴桐家」という“竜神に仕えた巫女の一族”という特別な者たちの血や骨が必要であり、錫切夢子はその一族の最後の生き残りであるため、元イエロー部隊かつ今は怪人保護協会に所属している橙代大介が作った上で”神具ver2.0の材料”などにも利用していたのです。
錫切夢子 の正体や本名、能力や本当の目的などについては『【戦隊大失格】錫切夢子の正体と本名 | 過去や目的・強さと能力・死亡する可能性について』の記事で紹介しているので、ぜひこちらも参照ください。
レッド(赤刎創星)の弱点 | 意外なところで抜けている?
素手でも武器(神具)での攻撃でも完全無欠のように見られがちなレッド(赤刎創星)にも意外な弱点がありました。
それは自分の絶大な強さに溺れ過ぎている故の「無防備かつ抜けている性質」です。
そのような弱点は戦闘員Dとの絡みで見られており、原作5話では戦闘員Dが片腕を部分変化させていたことにも気づかぬまま「変身や戦闘に必要な神具を奪われてしまう」という大失態を犯しました。
その時に奪われた神具は後の最終試験中で所有していた錫切夢子から手渡されたことで複数人の隊員や候補生にまで使われています。
さらに、その後の原作82話では着替え中に桜間日々輝(戦闘員D)の不意を突かれながら神具で刺される形で倒されてしまう始末です。
レッドキーパー(赤刎創星)の正体 | 死亡後に復活できた理由とは
本編では今でもハッキリと明かされていない“レッドキーパー(赤刎創星)の正体“を、原作82話で倒され死亡した後にも復活および再登場できた理由について迫ります。
レッド(赤刎創星)も実はクローン体かつ神具である可能性が高い?
原作82話で桜間日々輝(戦闘員D)に刺殺された後からも何事もなかったかのように再登場したレッドキーパー(赤刎創星)ですが…
実は、これまでに本編で登場してきた「レッド(赤刎創星)自身がクローン体である可能性も高い」と考えられます。
実際、原作106話で怪人保護協会の橙代大介により”錫切夢子のクローン体”が大勢作れた形で保管されていたことが発覚したわけであり、橙代大介や保護協会の手にかかれば夢子以外の特別な存在(赤刎を始めとした大戦隊)のクローン体を造ることが不可能とまでは断言されていません。
さらにレッド(赤刎創星)自身が”クローンかつ神具“として造られた存在である可能性も高く、いくら大戦隊のリーダーとはいえ、生身の身体だけで本編で見せてきたような絶大な強さを得られるとも考えにくいです。
また、大戦隊の顔的存在であるレッドキーパーが死亡などということが世間に広がってしまえば彼らを応援し続けてきた大衆にも大きな不安感を抱かせてしまうことでしょう。
そのため、大戦隊の中で暗躍する者(橙代大介と似た立ち位置の者)が死亡などの不測な事態に備える形でレッド(赤刎創星)のクローン体も密かに開発および造り出していた可能性も現時点(コミック13巻まで)では完全にゼロとも言いきれません。
また、戦保怪戦後に黒子の手で消されかけて一命を取り留める出来事もありましたが…
仮に赤刎自身がそのまま倒されて死亡した場合でも、クローン説が真実だった場合にはまた新たなクローン体として日々輝たちの前に現れていたでしょうからね。
戦保怪戦の再登場時に記憶喪失していた理由とは
戦保怪戦の後、即ち桜間日々輝により結成された「新戦隊」が世に出た後の時期も「赤刎自身が記憶を失った状態」で再登場した上、新戦隊にも加入しました。
これまでの復活や再登場とは異なり、赤刎が記憶喪失している点にも“レッド(赤刎創星)のクローン説”が考えられます。
原作83話では日々輝(戦闘員D)の手で殺害された直後にも関わらず、まるで何事もなかったかのように日曜決戦やテレビ出演までこなしていましたが、この時期まではクローン体とは別に「レッド(赤刎創星)の記憶もデータベース状」として保管されていたかもしれません。
即ち原作82話で死亡後、何者かにより「保管中の記憶データをレッド(赤刎創星)のクローン体にインプットした上で大戦隊に復帰させた」とは考えられないでしょうか?
クローンでも以前までの記憶がないという点では『新世紀エヴァンゲリオン』の綾波レイ(2人目や3人目)や『機動戦士ガンダム 水星の魔女』のスレッタと似たような存在と捉えれば解りやすいかもしれません。
戦保怪戦後の再登場時にはクローン体が残っていても記憶データの方だけが紛失または破損していたため「記憶までインプットすることが出来ないまま復活させた」という線も考えられます。
レッドキーパー(赤刎創星)の過去と今後について
順番が少し前後しましたが、これまでに予想した正体や記憶なども踏まえた上で「レッドキーパー(赤刎創星)の過去および今後に迎える展開」についても迫ってみます。
レッド(赤刎創星)の過去 | 学生時代から陽キャかつ上位に君臨していた
全てではないものの、レッド(赤刎創星)の過去も本編や自身の台詞の中で部分的に明かされています。
レッド(赤刎創星)は学生時代には野球部に所属していたことが原作5話での台詞から判明していますが、鉄の棒だけで巨大な浄化水槽を軽く打ち飛ばしていたこともあり、野球部だった頃も“エース”の座に立っていた上、教室内でのスクールカーストでも「常に上位の座に君臨していた陽キャだった」と考えられます。
本編で見せてきた“自信に満ちた話し方”や“部下たちを平気で見下すような接し方”も、学生時代の頃の高い地位や恵まれた境遇から形成されてきたものとも捉えられますよね。
レッド(赤刎創星)は記憶が戻らない方が今後の幸せに繋がる?
失った記憶を取り戻すため、新戦隊に加入したレッド(赤刎創星)ですが…
考えようによっては本編の最終話まで「記憶が戻らずに終わる方がレッド(赤刎創星)の幸せに繋がる可能性も高い」とも予想できます。
新戦隊には日々輝を始め、紅薊や浦部永玄など同じ大戦隊にいた者たちも所属しており、レッド(赤刎創星)は戦保怪戦までの態度や振る舞いなどで隊員たちからはあまり良い印象を抱かれていません。
(実力を認められる一方、人間性や部下への接し方には悪い印象ばかりもたれていましたからね)
これまでの経緯から見て、レッド(赤刎創星)は記憶を失ったままの方が日々輝たちとの“良好な関係性”を築き易いはずですし、そのように上手く人間関係を築けることにより、新戦隊でこそ「本当の意味での“良きリーダー”」として隊員からも大衆からも高い支持率を得られる可能性も高いです。
桜間日々輝の姉や過去、目的などについては『【戦隊大失格】桜間日々輝(ひびき)こそ本当の主人公? | 姉や目的・両親との死別』の記事で紹介しているので、ぜひこちらも参照ください。
まとめ
今回はレッドキーパー(赤刎創星)の本性を始め、強さや能力、神具について紹介しました。
表面上では”理想的な上司”などと讃えられてきたレッド(赤刎創星)ですが、あまりにも好戦的な性格が災いしてしまい、裏では信じられないような悪業も働いてきたことが“自身の死亡や記憶喪失”を招いてしまったかもしれませんね。
さらに、本編ではまだ正式に明かされていない正体や過去、そして新戦隊に加入してからの展開にも迫りましたが…
本編で自分の部下たちに加えて、やられ役として頑張っている戦闘員たちを”捨て駒”と呼びながら見下してきましたが、それらの行動や振る舞いも彼自身の”過去(学生時代など)の栄光”や”大戦隊の顔的ポジション”を守り続けれるための虚勢とも考えられますよね。
戦保怪戦までは戦闘員Dや錫切夢子たちとの因縁などにより、レッド(赤刎創星)も不幸な結末を迎えてしまったわけですが、新戦隊では記憶を失いながらも心機一転した上で頑張ってほしいものです。
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